概要
慶應義塾大学の総合政策学部・環境情報学部での総合型選抜(AO入試)である。文科省の括りでは「総合型選抜」であるが、慶應は「AO入試」の名前を用いている。
2022年度入試に関しては、春ao、夏秋aoの2回の開催があるが、一般的な高校生においては現役合格を希望する場合は「夏秋入試」の1回のチャンスとな。
1990年からAO入試をはじめ、歴史は長い。2021年度以降は各学部150名ずつの定員があり、募集定員の多さも特徴である。また、極めて難易度も高い。
MyAOのプチ情報
MyAOは毎年、SFCの受験生を見てきており、また講師陣にもSFC在学中もしくは出身者が一定数おります。東海地方でSFCを志望するなら、ぜひMyAOに来てください。
さて、もともと提出書類は非常に多く、1つ1つに間違いがないように作り込むため、気軽に出願できるものではありません。
2021年度入試(2020年実施)から3分間のプレゼンテーション動画が課されるなど、準備の負担がやや重くなっています。提出書類によってはデータ容量の制限など細かいルールもあり、またPCでのアップロード・出願となるため、慣れていないと戸惑うこともあります。初めての挑戦で1人で出願する人には、親切ではない印象です。出願時のwebサイトも2020年に更新され、使いやすくなりました。
資格
受験に必要な英語資格等の制限はありません。
ただし、指定された実績があると一次審査(書類選考)を免除されるものもあります。
例えば「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」の小泉信三賞受賞者、「日本数学オリンピック」の予選Aランク者、「日本生物学オリンピック」の予選通過者、「福澤諭吉記念全国高等学校弁論大会」の最優秀賞受賞者など。
詳しくは大学の募集要項をご確認ください。
書類
出願時に用意する書類は以下になります。
これらは全てインターネット上で記入をすることになります。webサイトに記入可能になるまでは、準備は自分のPCなどで進めておくのが良いでしょう。
a.応募試験基本情報
b.志願者に関する履歴等
c.志願者評価
d.活動報告
e.志望理由・入学後の学習計画・自己アピール
①文章(2000 字以内)
②自由記述(A4 サイズ 2枚以内))
f.3 分間のプレゼンテーションビデオ
g.任意提出資料
※以下は該当する場合
試験
3人の教授陣を前に、30分の面接が行われます。
提出した書類をもとに、深く追及をされることで有名です。コロナ前の対面面接の際には、面接後に試験会場で泣いている高校生も毎年、数名見られました。
本の言葉や第三者の力に頼ってばかりの書類作成をしていると、面接ではすぐに分かってしまいます。書類作成や、そのための探究活動、その分野における知識習得など全てが面接に繋がっています。
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